今年(2024年)はオンラインでの活動発表はなるべく控えておりました。
SNS(Instagram)や当サイトでの投稿もあまりせずにいました。
というわけで、個別にご連絡くださった方々以外は、「何してるの?」「そもそも生きてるのか?」とお思いの方もいるのではないかと思います。
そのようなご心配にはまったく及びません。
管理人はまったく別名での活動(含ム修行)もしていますので、倉庫に動きがなくても生きています。
へえ、他にどんな名前で活動を?
と聞かれましてもお答えいたしかねます。
名前を一貫させないところに意味があると考えているからです。
・・・・・
参考までに私の座右の銘は「変幻自在」です。
さて、本題の新作について、です。
①衣服の受注製作について
単刀直入に結論だけ述べますと、受注後製作のオーダーは、当面お受けしません。
セミオーダー的なものもお受けいたしかねます。
ただし、過去にご注文下さった方からのご相談は随時どうぞ!
ご期待にどこまで添えるかわかりませんが、何かありましたら、ひとまず問い合わせするだけしてみてくださいな。
②下着の販売について
ではオマエは一体何を売るのか、というご質問にお答えしますと、完成品を売ります。
サイズは、ワンサイズのもの(女性5号~13号)や、性別をとわず着られるものを中心に出していきます。
要は「ワタシこれ作ったの、欲シカッタラ是非ドウゾ」主義なのですが、決して高慢になったつもりはございません。世の大概の商売はこうなわけです。
ただし、世の大概の商売で扱われる商品と唯一かつ圧倒的にことなる点は、それが「ワタシが作った」ものであるということです。
賢明なみなさまはそろそろお気づきになって久しいかと思いますが、やはり私はあまり普通ではありません。
見た目的なデザイン性も、サイズ的な設計上の工夫も、やはりワタシならではのもの。
普通ではないワタシがつくった普通ではないモノを販売しているのは、当サイトもしくは私がこっそり風呂敷を広げている販売箇所だけです。
原則、私が直接販売しようと思います。
③既存の在庫品は?
2024年以前に作ったものは全て「旧作」とし、折をみて期間限定販売するつもりでいます。
販売期間中、当サイトのオンラインショップをのぞいてみてください。
※「旧作」は在庫限りで、基本的に再販はありません。
④その他の活動は・・・
【やること】本を出します!
これまで当倉庫が培ってきた「のびない下着」を中心とした服飾的叡智には、書籍として残されるべき価値が多分にあります。
私は、人が自分の体形や好みにあった衣服を身に着けることは、それだけでとても豊かですばらしいことだと信じていますが、さらに、そこに「自分でつくる喜び」を追加することは尚のこと素晴らしい!と思います。
素晴らしいことは、ぜひとも推進していかねばなりません。
というわけで、さしあたっては「のびない下着」の作り方を種類別にしたものを、当倉庫の名で執筆・発表するつもりで動いております。
ご自身の体形に合わせて思い通りの「のびない下着」が作れます。
多少時間はかかるかもしれませんが、楽しみにお待ちください。
【たぶんやらないこと】ワークショップ系のイベント
直接指導めいたことは当面予定していません。
上記書籍にて学んでくださることを切に願っております。
【基本やらないこと】商品開発ボランティア
事業発展のため商品アイディアをください、というご依頼がよくあるのですが、当倉庫はそのようなボランティアはしていません。
あと「××について学びたいので、オススメの方法をいますぐ教えてください」というのもお断りしています。
知識やアイディア、デザインとそれを形にするためのパターン作成技術は全て知的財産です。
その価値を理解し共有できる方(団体)との協働でしたら、ぜひともご相談ください!
以上、新作をお待ちの方へのご連絡でした!
変幻自在な管理人が運営するものですので、今後もいろいろと変化に富むかもしれません。
あたたかく応援して下ると嬉しいです。
★★★以下、倉庫管理人の方針をもっと知りたい奇特な方むけ★★★
2018年末に始まったチェルシエ倉庫。
これまでは倉庫管理人の実験的試みの場として機能していました。
作品の制作、販売、受注製作、書籍執筆、各種イベントやワークショップの開催、講演、その他公益団体との協働、SNSを使った広報活動などなど、「とりあえずやって試して学ぶ」をテーマに、とにかくいろいろなことに手を出してきました。
何しろすべてが実験ですから、
完成するまで夜も眠れないくらいワクワクするような制作もあれば、はたまた全く気の乗らない話にも「勉強」と鞭打って取り組んだこともあります。
「あえて」この見せ方をしよう、と本意とは別にやっていたこともあります。
といっても、手を抜いていたわけではないですよ。
あと、まわりの方々の対応もつぶさに観察していました。
多種にわたる仕事をしている関係上、誰にどの肩書きを名乗るかは悩ましいところですが、
名乗り方ひとつで見られ方が異なるのは日常茶飯事。
別の肩書きや経歴をもらした瞬間に扱いが変わることも多々あり、いかに「職人」が社会的に低い扱いを受けているか痛感させられました。
衣服に限らず、「概念」を「カタチ」にするには特殊な頭脳と技術が要ります。さらに、「素敵なモノ」を生み出すには、センスや観察眼をつねに高く保ち続けねばなりません。
そのようにして維持される能力をいかに大切にできるかが、社会や個人の価値観の成熟度を測る要になるのではないかという思いを強くしました。
5年強にわたるこうした実験を通して、ものを見る目、人を見る目、手法の見極め方、出し方とそのタイミング等々を決定する目を養うとともに、
これが一番大切なことですが、どういうときに自分が一番輝けるのかについて答えを出すことができました。
今後、実験ではなく「本番で」取り組みたいことに、やりたい形で取り組んでいくために必要なもの、どのような人とどのような環境で動いていくのが良いのかが、👁しっかりはっきり👁明らかになったと思います。
明らかになったからには、そのように歩を進めるほかないでしょう。
というわけで、やり方・見え方は少々変わりつつも、今後も倉庫は元気に稼働します。
時にひっそりと姿を変えつつ、より社会的意味合いを深めた活動をしていきたいと思います。
とくに、品位と誠実さを大切にする人々にとって活動しやすくなるような、そんな社会的変容を促す水面下での運動にも携わっていきたいです。
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