のびない下着
人の身体と環境にやさしい、伸縮素材をつかわない下着を研究・製作しています。
肌に密着せず通気性のよい「のびない下着」の快適さを知ったら元には戻れません!
劣化しやすいゴム素材を使わないので物理的に長持ち。買い替えのサイクルも抑えられます。
のびないブラジャー&ブラキャミソール
すべてノンワイヤー&天然素材。
ゆったり目にも、サポート力強めにも、自分に合った着け心地に調節できます。
この調節幅がポイント。ちょっとくらいの体型変化もなんのその。身体の調子に合わせて微調整して、常にベストなフィッテイングで着けられるのです。
ワイヤーも伸縮素材もつかっていないので、型崩れや生地ののびを気にせず丸洗いできます。乾きも速く、常に衛生的に保てます。
ワイヤーなしでも十分なサポート力ときれいなシルエットが得られるよう、パターン設計や縫製の工夫、最適な材料選定を徹底しています。
伸縮素材を使わないという条件は設計上の大きな制約でもあり、従来の下着と同じようにいかないことも出てきたりします。チェルシエ倉庫の「のびないブラジャー」の中には、一般的な市販のブラジャーとは仕組みやフィッティング方法が異なるものもあります。
それぞれ特徴がありますので、好みにあわせてお選びください。
※以下は全て、バストの形を整え安定させることを目的とした女性向けブラジャーです。
SHOPに出ていないものも多いので、お気軽にお問い合わせ下さい。
のびないパンツ・Tバック・ふんどし
ゴム紐やカットソー(ニット)素材をつかわない、のびないパンツ・Tバック、ふんどし各種。
リネンやコットン、シルクなど天然素材をつかっています。性別を問わず使えるモデルもあります。
ゴム紐がないので、ゴムの食い込みによる体の締めつけや汗だまりも起きません。
すぐれた通気性と耐久性をそなえた構造と、ひとの生理運動機能を邪魔しづらい素材で、履いていることを忘れるくらいの快適さが生まれます。
全てウエスト部分の紐でフィット感の調節ができ、その日の自分にベストな着け心地に整えられます。
ちょっとくらいの体型変化もなんのその。
睡眠の質を上げたい方は、寝るときだけでも「のびない下着」にしてみるのがおススメ。
一般的な市販の「のびる」下着とは仕組みやフィッティング方法が異なるものもあります。
それぞれ特徴がありますので、好みや生活スタイルに合わせてお選びください。
「のびない下着」の良さ・詳細
チェルシエ倉庫の「のびない下着」は、伸縮素材を使わずにつくった下着です。
独自設計で、すべてオリジナルのパターン。
下着は毎日身に着けて毎日洗い替えるものなので、丈夫で長持ちしてほしいものです。
また、素肌に一番近いところに着けるものだからこそ、心地よさも大事です。
「のびない下着」は着け心地が良く、また長く使い続けられるための工夫がたくさん。
見た目も機能も物理的にもすぐれた下着なのです。
1.伸縮素材をつかわないメリット
「のびない下着」は、伸縮素材をつかわず、布帛(織地)のみでできています。縦糸と横糸とで織られる生地のことで、のびにくく丈夫。
そうすることでゴムやカットソー生地の問題をクリアすることができます。
問題1 ゴム紐は締める力が局所的にかかるため、身体にくい込みやすく、知らず知らずのうちに血行を妨げます。
問題2 ゴムは伸びて劣化しやすく、必要なサポート力を維持できなくなることもあります。
問題3 ニット生地は伸びたり薄くなったりしやすく、短命です。
問題4 伸縮素材に化学繊維が含まれる場合、洗濯の度にマイクロプラスチックを放出する恐れがあります。
伸縮素材をつかわないことで、物理的にも機能的にも耐久性のある下着をつくることができるのです。
※布帛は、ゴムやニットと比べて圧倒的に伸縮しないため「のびない」としています。より正確には「のびにくい生地」をつかった「のびにくい下着」です。
2.体の生理機能を邪魔しない天然素材
「のびない下着」の素材は、リネン、ヘンプ、コットン、シルク等の動植物の繊維でできています。
天然素材には合成化学繊維にはない利点がたくさんあります。
利点1 肌触りがナチュラルで心地よい
利点2 通気性がよく、発汗など皮膚の生理機能を妨げにくい
利点3 繊維そのものが強く、物理的に長持ち(特にリネンやヘンプ)
利点4 生地の経年変化がすばらしい。使い続けるほどに生地の肌なじみが良くなる(特にリネンやヘンプ)
利点5 天然の抗菌作用と速乾性があり衛生的。洗い替えの多い下着にうってつけ(主にリネンとヘンプ)
3.金属部品もつかいません
「のびない下着」にはワイヤーやカン等の金属部品をつかっていません。
利点1 金属アレルギーの心配がない
利点2 金属との接触による生地の傷みが防げる
利点3 水濡れによるサビがでず、洗濯も安心
4.「ひも」で柔軟なサイズ調節(設計の秘密①)
多くの「のびない下着」は「ひも」の絞り具合でフィット感を調節します。
のびない「ひも」なので、調節方法もシンプル。きつ過ぎたら緩めれば良いし、緩すぎたら少し絞って結ぶだけ。結んでしまえば、あとで勝手に緩んだり締まったりしません。
体調やちょっとした体型変化に応じて微妙な着け心地の調節ができるのです。
(ゴムやホックを使った下着ではこのような細かな調節ができません)
私たちの体は常に同じサイズとは限りません。日々のちょっとした体重変動や、天候、バイオリズムなどでも変わることがあります。ですので、下着も「必要な時に、ちょうどよい具合に」フィット感を変えられるのが大切だと思います。
4.人体に合理的な形:立体裁断(設計の秘密②)
「のびない下着」のパターン(型紙)はほぼ全て立体裁断で作成しています。
人の身体は曲線だらけ。また日々のびたり縮んだり様々な動きをします。
そんなとき違和感なく動けるよう陰ながらサポートするのも下着の重要な役目。
立体的な設計手法でつくったパターンなら、身体を無理なく包む合理的な下着の形が作れるのです。
力学的に無理のない設計と縫製仕様を研究し、しっかり縫い上げています。
5.見た目も「すてき」な意匠追求
下着に限らず衣服の形には意味があります。機能的なものと意匠デザイン的なものと。
どんなに着やすくて機能的に良くても、着ていて気分が下がるような服はデザイン的に不完全!だという考えに基づき、見た目の上でも「すてき!」と思える・思ってもらえるような服飾設計を心がけています。
「普段着にできるアート」的な制作も手掛けています。
もう一言:
「のびない下着」にはいろいろなタイプがありますが、それぞれ様々な工夫を凝らして設計し、時間をかけて丁寧につくりあげたものです。長くご愛用いただけましたら作り手冥利につきることこの上ありません。